2017.6.1  九重山

九重山ミヤマキリシマ山行2017年6月1~4日
早田健治

佐藤豪氏の計画に乗り、二人でミヤマキリシマの咲く九重を目指した。
1日20:00に吉野川ハイウェイオアシスで合流し、まずは、八幡浜を目指す。途中、入野PAでまずは夕食と前夜祭。ノンアルコールビールのおいしいこと。松山ICで降り、伊予市のマルヨシセンターで買い出し。国道56号を走って八幡浜港には、23:00頃到着。別府までの船は熟睡で快適に過ごす。
翌朝03:10別府港到着。港そばの吉野家で朝食後、暗闇の中を走り出す。長者原を過ぎ、目的地の大曲のヘアピンには5時過ぎに到着。心配していた駐車スペースも十分でほっとする。まだあたりはは真っ暗でしばらく車の中で仮眠。ようやく薄暗くなった5:55出発。谷を渡り、火山性原野の中を黙々と登っていく。しばらく登ると作業道に出合い、長者原からのメインの登山道と合流する。ようやくガスが切れかけ、対岸の三俣山斜面にミヤマキリシマの群落がちらほら見え始める。

すがもり越6:50到着。すがもり越にザックをデポし、三俣山をピストンする。最初は笹の急な登りだが、前衛の1678m峰を過ぎるとゆるやかになる。ミヤマキリシマもここからが本番だが、満開の木もあるが、ほとんど咲いてない木もあり、全体では、6分咲きというところ。

それでも、満開の木に出会うとうれしくなる。天気もすっかりよくなり、快晴となった。三俣山頂7:35着。下りは、

坊ガツルを見下ろす中央東峰経由のルートを取り、すがもり越8:50着。さらに下って、法華院9:30着。まだ、時間も早く、テント場もがらがら。温泉に近い特等席にテントを張り、次は、平治岳を目指し、10:05出発。坊ガツルの広い草原を横切り、暗い樹林帯を登り、大戸越の飛び出すと、目の前の平治岳斜面がピンクに染まっている。疲れが吹き飛ぶ光景だ。急坂を登り、平治岳山頂11:30着。頂上付近の群落も実に見事である。
次の目標は大船山。大戸越に戻り、250mの急坂をひたすら登る。振り返ると平治岳がピンクに染まっている。

期待していた段原の群落は、まだ、咲き始めでいまひとつ。登り着いた大船山の頂上からは、九重全体を見渡す大展望が広がった。法華院に戻ると15:00。早速生ビールで乾杯。

温泉(テント宿泊者も無料で入り放題)に入り、改めてテントで缶ビールを飲みながら、のんびり時間を過ごす。翌朝は、4:00起床。6:10出発。北千里ヶ浜の登りなおし、久住岐れから天狗ヶ城、中岳、稲星山を回り、久住本峰へ。ここまでは、人も少なく、快適だったが、久住本峰に近づくとすごい人並み。早々に退散し、最後のコース牧ノ戸峠を目指す。途中星生山をピストンし、おびただしい数の登山者とすれ違いながら11:55牧ノ戸峠着。駐車場も完全満杯で、大曲に下る道路沿いにも、ずっと駐車の列が続いている。12:20無事駐車地点の大曲に帰り着く。時間も早いので、佐藤氏を合意の上誘い、佐賀県の天山をついでに登ることにする。大分道、長崎道を乗り継ぎ、多久ICで出て登山口へは14:40到着。登山口の標高はすでに850m。頂上まで200m足らず。靴を履いただけの全くの空身ですぐに九州自然歩道として整備された道を30分で頂上到着。天山山頂は、本当に平らな広い草原になっており、あまり山頂という気がしない。

大きな石碑があり、佐賀平野と有明海が一望できる。同じルートを戻り、15:40登山口帰着。小城温泉で入浴後、福岡の実家に車を置き、そのまま天神へ繰り出す。翌日は、九州国立博物館を見学し、佐賀関経由で無事帰着。佐藤さんありがとうございました。また、九州の山へ行きましょう!!

山行記録

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