2025.2.10 大山別山尾根偵察

参加者

L早田、戸川(岳連・徳島ロイヤル山岳会)

行程

2025年2月10日

大山寺13:20s–大山神神社13:40–林道14:25-元谷小屋14:50a

2025年2月11日

元谷小屋7:40s-弥山沢8:40-別山尾根取付き9:40a10:00s-元谷小屋10:45a11:15s-大山神神社11:45-大山寺12:05a

概要

 すごい大雪情報の中、徳島を予定どおり出発する。登れるもよし、登れないのもよし。とりあえず、久々の大雪をこの目で見たい。岡山道、米子道とも雪は大したことなく、溝口からの道も普段とそれほど変わらない。しかし、大山寺に入ると駐車場も道も真っ白。何はともあれ、元谷小屋への一歩を踏み出す。

 大山神神社への道から様相が違う。踏み固められた登山道の両側は1.5m以上の積雪。神社から先は、登山者自体が少ないらしく、踏み跡もほとんどなくなった。そして、下宝珠越への谷沿いの登りにかかると新雪が降り積もりついにラッセル。ようやく元谷への作業道まで登り着くが、雪は一段と深くなり、膝まで潜るようになる。幅員3mの作業道も深い雪で単なる雪の斜面に見える。

 ここでワカン装着。一定の深さ以上に足が潜ることはなく、ツメが効いて横滑りしないのがありがたい。

 ほどなく元谷の大堰堤に飛び出し、元谷小屋に入る。当初は取り付きまでの偵察も考えていたが、雪もやむ気配がなく、小屋でくつろぐことにする。1階では、すでに別パーティーが宴会を始めており、我々は2階にあがり、だらだらとウイスキーを飲んで過ごす。

 翌日は、雪は止んだが、相変わらずのガス。とうに登頂の意欲はなくなり、とりあえず、別山尾根の取り付きまで行くことにする。十分に明るくなった7:40出発。小屋の裏から、少し樹林帯を登り、あとは、元谷左岸を登っていく。

ずっと踏み跡を追っていくが、踏み跡は弥山沢を渡っている。本来なら、沢を渡る前に別山尾根に取り付く必要がある。しかし、踏み跡を外れるとかなりのラッセルになるため、とりあえず沢を渡り、踏み跡をたどることにする。しかし、さらに登っても、踏み跡は別山尾根に取り付く気配がない。どうやら踏み跡は、弥山尾根に向かうようだ。そこで、途中から踏み跡と別れ、弥山沢を渡り、別山尾根に取り付くことにする。

弥山沢の横断は雪崩の危険が伴うが、幸い雪は安定している。一人づつ慎重に素早く沢を横断し、弥山尾根に取り付く。

トレースのない新雪は、太ももまで完全に埋まり、急斜面を無理矢理登っていく。尾根に登り着くと少し傾斜が緩まりほっとする。しばらく尾根で休んでいると、我々のトレースをたどって大集団が上がってきた。聞くと岡山労山のパーティーとのこと。別山尾根を登るらしい。ワカンは装着してないようなので、しばらく、先頭でラッセルしたが、相手は大人数。先頭を変わってもらうと実に楽に登れる。小尾根を登り切ると、左の小谷の向こうに踏み跡が見える。どうやら先行者がいるらしい。ここからはまた先頭に立ち、小谷をトラバース。さらに登ると、取り付き。上の方に、先行パーティーが見える。

 岡山労山パーティーは今から登るらしい。時間的には10:00前なので十分だがいかにも天気が悪い。T氏も登る気がなさそうで、我々はあっさり退却を決めた。やはり、好ルートはベストの天候で登りたい。少しガスが切れて、大山寺方面が一瞬望めた。

1 大山神神社
2 元谷の大堰堤
3 同じく
4 元谷小屋
5 もう少しで取り付き
6 別山尾根取り付き
7 同じく
8 豪円山
9 取り付きを振り返る
10 尾根の下降
11 樹林帯

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