2025.5.4 市房山
参加者
CL片山、渡辺、森田、早田、八尋(筑紫丘高校山岳部OB)、石橋(同)
行程
2025年5月4日
縦走隊
市房キャンプ場7:15s-市房神社8:05a8:15s-標高1100m8:40a8:45s-標高1300m9:20a9:25s-尾根(標高1450m)9:55a10:10s-9合目10:35a10:40s-市房山11:05a11:20s-心見の橋11:25as-1652m峰12:30a12:40s-1632m峰13:20-二つ岩13:55a14:00s-標高1490m尾根分岐14:40-標高1160m下降点15:10-標高950m作業道出合15:50-野々頭17:15a
別動隊
市房山11:40s-7合目12:35-5合目13:30-市房神社14:00-市房キャンプ場14:40a
概要
早朝6:00人吉駅前で福岡から参加するメンバーと合流し、登山口の市房キャンプ場へ。支度を調え7:15出発。市房神社までは比較的なだらかな樹林の道。広葉樹林の中にスギの巨木が点在する中を登っていく。市房神社は立派な朱塗りの建物。ここからは急に斜度が上がり、ぐっと負荷が大きくなる。それでも標高1100mまで200mの登りが25分。まあまあのペースか。しかし、次の標高1300mまでの200mは35分のペース。尾根に乗る標高1450mまでは200mで換算すると40分のペース。ここは、やせ尾根の急登と斜面の急登が続きなかなかしんどい。ここまでくると展望が開け、気分は爽快。霧島連山がよく見える。9合目は標高1600m。33分ペース。ここからは高い樹木もなくなり、四囲を見渡しながら登っていく。市房山頂上到着11:05総行程3時間50分。実は1977年20歳の大学生のときの記録を見ると2時間15分で登っている。若さとはいえ昔の私は強かった。
絶好の晴天。頂上からの展望は、霧島連山を筆頭に、遠く仰烏帽子山、白髪岳、国見岳、
近くは江代山、石堂山が見える。しかし、最も印象的なのは、北の二ツ岩へ続く稜線。所々に岩を配した痩せた稜線が細かいピークを連ねて続いている。登行欲をそそるが、かなりのアルバイトになりそうだ。
頂上で皆の希望を聞くと、八尋、石橋、森田が正面登山道からの下山を希望。結果的に片山、渡辺、早田が縦走隊になる。途中の心見の橋までは、皆で行動。高度感のあるチョックストーンを越え、いよいよ縦走に入る。
まずは最低コルまで150mの下り。草付きの尾根の踏み跡を伝って下るが、左の熊本県側、右の宮崎県側ともにかなり崩壊が進んでおり、緊張感が走る。細い稜線の無数のピークをひとつひとつ丹念に越えていく。基本的に稜線を進み、時々宮崎県側をトラバースする。
約1時間で中間地点の1652m峰到着。ここからは少し尾根も広くなる。しかし、最後に控える二ツ岩の前衛峰はかなり悪そう。不安をかかえながらも先を急ぐ。1632m峰までは問題ない道。しかし、そこから先は緊張の連続。極めつきは、二ツ岩の前衛峰。完璧な岩峰で、たよりないロープが下がっている。難度は低いが落ちたら終わりの世界。何とか登り切り、13:55二ツ岩到着。
しかし、最後の最後、次のピークまでの稜線がきわめて悪い。意を決して下り出すが、両側が崩壊したやせ尾根。所々現れる露岩も風化していて持つとぽろりと崩れる。コルから次のピークへの登り返しも頼りないロープが下がっていて心配したが、こちらは結構岩がしっかりしていてほっとする。そしてこのピークでようやく悪場終了。あとは、ブッシュはともかく、命の危険はない。
少し広くなった尾根を順調に下っていく。次の心配は標高1490mの尾根の分岐点。踏み跡は怪しいが、標識もあり何とかクリア。しかし、ここから下は樹林帯。踏み跡は不明瞭になり支尾根も多い。迷ったらGPSで位置と標高を確認し、修正しながら下っていく。標高1160mで道は尾根をはずれ直角に曲がる。踏み跡ははっきししないが、GPSと赤テープを頼りにクリア。やがてヒノキの人工造林が現れ、谷沿いに下っていく。このあたり、地形図を読むと急傾斜から緩傾斜への変化がはっきり読み取れる。現場もその通りで標高950mでようやく地図の作業道に飛び出す。
しかし、作業道といっても実態は荒れ果てており車の走行は不可能。割れたコンクリートを伝って谷を渡り、一部ショートカットも使ってひたすら下っていく。
標高840mの谷は地形が完全に変わっており、新しい堰堤が建設されている。ようやく、道も車が通れる状態になり、17:15森田さんが待つ野々頭に着く。長かった。
別働隊は、コースタイムのとおり快調に下山した模様。お迎えの森田さんありがとうございました。
その夜の馬刺しとビールのうまかったこと……..














