2026.7.12 山犬嶽
山域
徳島県勝浦郡上勝町
山犬嶽(やまいぬだけ) 997.6m
梅雨明けの速報値が出た(といっても当日出たわけではないのですが)日曜日、苔を愛でに徳島県上勝町の山犬嶽に登ってきました。標高997Mとさほどな山ではないのですが県下随一の苔の名所であり、見頃(?)のこの時期はかなりの人が入っているようです。この時期色々な意味でHotなこの山に登ってきました。
参加者
岩戸、上田、佐藤、谷口、吉田、吉原、渡辺、お試し山行Sさん
天候:晴れ
CT
7:00 山犬嶽登山口‐ 7:30金毘羅宮・展望岩 ‐ 8:17山犬嶽山頂‐ 8:30西峰‐ 9:05山の神 ‐9:45山犬嶽登山口
概要
登山口周辺に点在する駐車場を使うのですが、最も登山口に近い場所は8台程度しか停められない、とのことなので早めの出発としました。道はかなり狭く大きめの車でのアクセスは大変そうです。途中に棚田百選・重要文化的景観にも選ばれた樫原の棚田を見学します¹。7:00前に登山口最寄りの駐車場に到着。我々が到着して満車になりました。ここから登山口までは5分とかかりません。
登山口にはりっぱな案内板があり、この記事にも載せたものとおなじ地図が掲示されています。見ての通りルートはかなり多く、行き方次第では金毘羅さま、石鎚神社、さらにミニ四国88箇所巡りまで出来てしまいます。「苔だけとは言わせない」という意気を感じます。
登山口からすぐの分岐を右へ折れ、まずは金毘羅さま・展望岩を目指します。苔の名所とされる場所からは離れていますが、すでに苔むした、というより苔に完全に覆われて苔玉になっている岩がたくさん現れ²、いやが上にもテンションが上がります。
しばらく登ると巨石群が見えてきます。巨石にできた割れ目を潜るような場所があり、「邪念があるものはここは通れない」のだとか。邪念過積載の重厚低機動型の自分にはなかなか刺さる脅し文句ですが、押しつぶされることもつっかえることもなく無事に通り抜けられました。
巨石の中に小さな祠がありました。これが金毘羅さまのようです。海上交通の神様は上勝町に必要なのか、という疑問もわきますが、そこに突っ込むのは野暮というものでしょう。ちゃんとお詣りします。
金毘羅さまのすぐ近くに一際巨きな岩塊があり、これが展望岩です。よじ登ると確かに大展望です³。もちろん手すりなどというものは無いので、あまり端には行かないことをお勧めします。
展望岩を下り、さらに歩を進めていくとまた分岐です。山犬嶽は登山道のほかに散策路もあり、これらが入り混じって複雑な道筋となっていますが要所要所に案内板があるため迷う気遣いはありません。
分岐を右折してしばらく行くと、杉木立越しに巨岩が見えてきます。この岩の上に石鎚神社があるのでしょうか。目を凝らすと、確かに岩に鎖がかかっており、その鎖も石鎚山のものと同様内径が大きく、足をかけて登れそうです。しかし先ほどの展望岩と違い、登ったとしてもさほどな展望は得られなさそうです。そのせいか誰一人「あそこに登りたい」とは言いませんでした。
急坂を一登りすると東光寺に到着します。ここまで来ればあと一息。トイレもありますがかなり古く、あまり実用的なものではなくなっています。
ここからさらに15分ほど登ります。風はそよとも吹かず、蒸し風呂のようです。ひいひい言いながら山頂に到着⁴。かなり広いですが展望はありません。
さらにここから5分程度歩くと西峰です。こちらの標高は山犬嶽山頂が997Mであるのに対し、1000M。なんとこちらの方が高いのです。こちらを山犬嶽山頂と呼ぶべきなのでは?という気もしますが、最高点と山頂は似て非なるもの、複雑な経緯があるのでしょう。こちらの山頂はかなり狭いですが、南側が展けています。
山頂を後にして、いよいよ核心部の苔の森を目指します。石鎚神社の前を過ぎ、さきほど右折した分岐を直進して左の方へ。しばらく進むと右手に巨大なブナの樹(だと思います)が見えてきました⁵。看板には「山の神」とあります。なんと神様の多い山でしょう。しばらく進んで本道を外れ散策路に入ります。苔の森です⁶。
しばらく雨がなかったせいか、苔は深い緑ではなくやや乾いた感じの明るい緑になっていましたがそれでも圧巻です。触ってみると苔の層はかなり厚く、手首まで…とは言えずとも親指の第一関節までは沈み込むようでした。
苔の森は谷筋にあり、こころなしかひんやりしています。どこかに風穴でもあるのでしょうか。
この核心部はそれほど広くはないのですが、それでもこれでもかというくらいに苔苔苔です。圧倒されながら歩いていきます。
苔の森を過ぎ、散策路から再び本道に戻ります。まっすぐ行くと、最初に右折した分岐に出ます。ゴールです。
3時間弱のお手軽山行でしたが、苔をしっかり堪能できました。皆様お疲れさまでした。











