2019.7.13 能郷白山
全国1000m峰紀行(15)
山域
能郷白山(のうごうはくさん)(1617.3m) 岐阜県、福井県
メンバー
早田、佐藤、岡田(あすなろ)、北山(あすなろ)
2019年7月13日
行程
能郷林道BP6:50s-林道終点7:20a7:30s-登山口7:50-標高850m8:00a8:10s-928m標高点8:25-林道出合8:40a8:45s-稜線9:10-標高1300m9:35a9:45s-前山下10:15-最低コル10:45a10:50s-能郷白山11:45a12:08s-奥宮12:10a12:15s-前山前12:50a13:00s-稜線下降口14:05-林道終点15:10-能郷林道BP15:40a
奥美濃の名峰能郷白山。1600ⅿを超える標高は、白山以西では抜きんでており、能郷白山を超える標高の山は、大台ケ原、大山、九重、祖母、屋久島をはじめとする九州の高山と、四国の高山のみである。
しかし、四国からするといかにも中途半端。なかなか同行の士が現れない。そんな中、あすなろのKさんから、能郷白山に登りたいとの話が飛び込んできた。こうして、発起人のあすなろのKさんに、県連のメンバーのOさん、Sさんを加えた4名でアタックすることとなった。
前日夜徳島を発ち、道の駅「うすずみ桜の里・ねお」で仮眠。明るくなって、能郷林道に入る。ゲートの手前で駐車し、30分の林道歩き。そこから、荒れた軽車道を20分で登山口に着く。驚いたのはこの軽車道。コンクリート舗装や、道端の草むらにマムシが全部で20数頭。これだけまとまってマムシを見たのは生まれて初めて。この時期のこのあたりの山にはあまり立ち入りたくない。
軽車道のヘアピンから山道になり、すぐに仮設の橋で能郷谷を渡る。ここからすぐに急登が始まり928mの標高点まで一気に200mを登る。そこから少し傾斜は緩むが、主稜線までさらに200mの登り。途中迂回してきた林道に出合う。この取付きの400m登りは結構こたえる。
植生は、能郷谷を渡ってからずっと広葉樹林。素晴らしいブナ林の登りだ。さらに、1490mの前山の肩まで樹林の登りが続く。道の両側はネマガリダケ。あと1か月早ければ、たっぷりタケノコを収穫できたと思う。その季節にぜひもう一度訪れたい。
前山からは、アップダウンを繰り返しながら細い尾根を進む。植生も灌木が多くなり、ガスが晴れれば能郷白山本峰が望める。1410mの最低コルからは、波状的に急登を交えながら高度を上げていく。標高1500m付近からは草原帯となり展望が開けるが、残念ながらガスがまた降りてくる。頂上直下で奥宮神社へ向かう道と分かれ、折り返すように登ると頂上である。なだらかに広い頂上は、ほとんど樹木もなく、晴れていれば360度の展望が約束されそうである。
帰りは、小さな祠と鳥居のある奥宮神社により、分岐からはもと来た道を引き返す。
その日は、黒野で1泊し、翌日、長浜、彦根を観光して帰徳。