2025.10.13 明神山

明神山(みょうじんやま・みょうじんさん)441.6m
徳島県阿南市・美波町

今回は山の会メンバーのリハビリ山行です。標高差421Mなのでリハビリにちょうどいいだろう、と思っていたら思いのほか道が荒れていました。このため、計画ではピストンだったのですが帰りは四国のみちと県道経由で峯神社に戻りました。

後ほど分県登山ガイド「徳島県」の明神山の頁を繰ってみたら、「岩がごろごろしているので足元には注意したい」とちゃんと書いてありました。何事にも先達はあらまほしきことなり。

参加者
CL佐藤、川真田、澤渡、谷口、藤友夫妻、岩戸

天候
晴れ

CT
8:30 峯神社 ‐ 9:37明神山山頂 ‐(山頂で休憩)‐ 10:04明神山一等三角点‐ 10:30 展望台‐ 11:41県道‐ 12:20 峯神社

概要
 8:11峯神社到着。駐車スペースは5台ほどでトイレなどはありませんでした。準備を整え、出発です1。そういえばお詣りをしていなかったな…。

 しばらくは舗装道の登りです2。途中で沢の方からしゅっぱしゅっぱという妙な音が聞こえます。すわ小豆とぎか、と思い様子を伺うと、沢水を引いているホースに穴が開いて水が噴き出していました。

 登山道は谷を詰めていきます。一抱えもある岩がごろごろして足元は非常に悪く、しかも濡れているのでいかにも滑りそうです。サワガニとカエルが足元をうろつきまわります。空気はじっとり湿って重く、汗が噴き出してきます。

谷を離れると今度は急登です³。尾根目指して急上昇し、かといって尾根には出ず途中でトラバース気味に山頂へ続いています。ウバメガシが密生しており、あまり視界はききません。150Mほど登ると山頂の峯神社奥宮に到着です。

 山頂は大展望です4。南側は太平洋と紀伊半島、室戸岬まで見えます(推定)5。北側は橘湾を眼前に阿南市街から大鳴門橋まで見て取れます6。看板には「剣山」もあったのですが、そちらは木が茂っていて剣山は見えませんでした。

 奥宮には棒状の何かを両手で捧げ持ったイノシシの像がありました。ソフトクリーム、マイク、巻物など意見が百出しましたがよくわからない。ここで30分ほど休憩しました。

 下山は別ルートの四国のみち経由となりました。山頂から西の尾根を進むと一等三角点に到着です7。さらに行くと巨石群と書かれた小さな矢印がNTT無線中継所のわきにありました。

 ストーンヘンジか岩舞台みたいな遺跡があるのかと思いましたが、あったのは大きな自然石群でした。ひときわ大きな岩の下に小さな祠がありました。

 

 この祠から少し下ると四国のみちに合流です。展望台もありますがあまり展望はよくありません8。さすがに道幅は広く、歩きやすさは往路とは比較になりません。でも多少は岩がごろごろしている箇所があります。この下山ルートも谷沿いで、右手に見えていた沢は当初は涸れていましたがいつのまにか流れができ、やがて左手から別の沢も合流してそれなりの幅になります。登りもそうでしたが、谷間には石垣が積まれて区画された跡がありました。田畑か集落があったのでしょうか。

 下りきると県道200号に飛び出します9。ゆっくり県道を東進して峯神社に戻ります10

峯神社では澤渡さんからお疲れ様のみかんをいただきました。ありがとうございました。

 戻った後は忘れずお詣りを済ませました。皆様お疲れさまでした。

1 峯神社駐車スペース。結構広いですが、ここに来るまでの道はかなり細い。

2 峯神社のわきにある小さな矢印の標識。このような小さな標識や赤テープがルートの要所要所にあるので迷う心配はない。

3 沢沿いから稜線への急登が始まるあたり。この日は蒸し暑く(10月なのに!)、休憩を大目にとった。

4 山頂。眺望は素晴らしい。

5 山頂。眺望は素晴らしい。

6 山頂。眺望は素晴らしい。

7 明神山一等三角点。周りの眺望はなし。

8 展望台からの眺望。室戸岬が見える?

9 県道を歩いて峯神社へ。このあたりは栗(のイガ)がたくさん落ちていた