2017.5.14 三国峠 (岳)~杉尾峠
マニアック尾根屋谷口です。5月14日帰省ついでに行った京都北山の三国峠(岳)~杉尾峠の山行報告です。
○ 滋賀県高島市朽木生杉 三国峠登山口8:11…8:42三国峠(岳)8:47…(京都府・福井県境尾根)…シンコボ分岐…10:43シンコボ(811.4m)10:50…11:52杉尾峠12:00…シンコボ分岐13:04…14:49三国峠(岳)…15:15登山口
○ 個人的な京都北山プロジェクトの一環の山行。登山口周辺は朽木・葛川県立自然公園で、ブナの原生林でとされている。高島トレイルの案内に従い三国峠(地理院地図では三国岳)を目指す。40分少々で三国峠へ到着。この三国峠の北の少し下った所が、京都府・滋賀県・福井県の3府県境で、地面に埋もれた標識あり。その上を見上げると野生生物観察用のカメラが設置されていた。この先随所にあり、結構記録された模様。尾根道は、鹿の食害で笹が無くなり、ユズリハが繁茂してる箇所は歩きにくくなりつつあり。所々赤テープがあるものの、開けた尾根道のため、何カ所か道を違える。尾根の南側は京都大学芦生演習林として自然林が保護されているが、福井県側は随所に杉の植林あり。4時間弱で杉尾峠に到着。この峠より演習林に下り、由良川源流部を辿って帰るルートが良いのだが、許可なく入山することが躊躇われ、来た道を引き返す。杉の巨木、芦生杉を期待したが、ほとんど見られなかった。また、季節的なことと、尾根道であったことから、山ヒルには会わなかった。
杉尾峠から南に延びる尾根を辿り演習林内のブナノキ峠(939.1m 京都府下第6位)や傘峠(935m 京都府下第7位)へ行くことを想定して開始した個人プロジェクトだが、単独での遭難者が多く入山制限が厳しくなったことから、プロジェクトの一端はここで終了。後は、愛宕山の北の竜王山へ至る尾根道を残すのみとなる。