2021.4.7 高千穂峰
全国1000m峰紀行
山域
高千穂峰(たかちほのみね)1574m 宮崎県、鹿児島県
メンバー 早田
登頂 2021年4月7日
行程
高千穂河原6:30s-御鉢6:50-コル7:05-高千穂峰7:20a7:25s-御鉢7:45-高千穂河原8:05a
九州、山頂部は宮崎県に位置する名山高千穂峰は、秀麗な山容で知られる。御鉢、本峰(高千穂峰)、二子石の3つの火山が並んで山体をつくり、まだ浸食の進んでいない滑らかな曲線が独特の景観を構成している。韓国岳から獅子戸岳、新燃岳と続く霧島連峰の最南端のピークである。学生時代に一度登っているが、この時は完全に深いガスの中で展望は全くなく、頂上の逆鉾くらいしか印象に残っていない。今回はちょうどえびの市へヤフオクで落札した林内作業車を引き取りに行く用事があり、ついでに登ることにした。
トラックで徳島を昼前に出発し、11号線、56号線、197号線とつなぎ、八幡浜からフェリーで臼杵上陸。それから夜の10号線をひたすら走り、午前1時30分、高千穂河原着。
仮眠後、6:30出発。まずは、高千穂神社の参拝道を行く。絶好の天気で正面に御鉢が見える。地形図を見ると、この御鉢を囲むように鹿児島県境が不自然に湾曲している。これは御鉢が高千穂信仰の重要な位置を占める表れだろうか?
奉拝殿から右折し、森林の中の遊歩道に入る。登るにつれて森林が低くなり、やがて、溶岩と火山礫の道を行くようになる。御鉢の一角に登りつくと展望が開け、正面に端正な高千穂峰本峰、左手には韓国岳から新燃岳に連なる霧島主稜、南には桜島が望める。少し下ったコルには奉拝所があり、熱心な信徒が祈る姿がみられた。コルからは、本峰へ向けて急登がはじまる。ひたすら登り、ついに天の逆鉾が鎮座する頂上。見事な360度の展望。なじみのない九州南部の山々だが、鰐塚山、高隈山、紫尾山、白髪岳などとおぼしき山々が指呼できる。下りは、一気に下山。さわやかな朝の時間を有効に過ごすことができた。